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昭和シェル石油が電力自由化に参入

昭和シェル石油といえばガソリンスタンドのイメージが強いかと思いますが、同じく大手のENEOSに続き、すでに電力自由化に参入する意向を表明しています。

昭和シェルが発表している主なサービスは“ドライバーズプラン”というものですが、ドライバーズプランがどういったものなのか、解説していきたいと思います。
電力の本格的な供給が開始されるのは2016年4月からとなっているのですが、3月から申し込みがスタートすることが決定しているため、普段シェルで給油をするという方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

サービス内容

まず、先ほども説明したように昭和シェルが提供する新たなサービスのうち、特に消費者にとって関わりが深いものがドライバーズプランになっています。
これは、昭和シェルと電力の契約を交わしたうえでクレジットカードまたはPontaカードの情報を登録しておくことで、給油時にお得な割引が受けられるというものです。

割引額は給油量によって変わってきますが、ハイオク・レギュラーガソリンであれば1Lあたり10円引きとなり、軽油であれば1Lあたり5円引きになるのです。
自動車に乗る機会が多い方にとっては給油金額もばかにはできませんし、シェルを利用する機会が多ければその分、お得になるでしょう。
さらに600kWh/月以上の電気を利用すれば、1kWhあたり1円の値引きとなることも大きなメリットです。カード登録の割引と併用することで、どんどんお得になっていくというわけですね。

スマートメーターについては契約が開始される前に昭和シェル石油によって設置がおこなわれます。このとき、初期費用や工事費などの消費者側の負担の心配はなく、すでに別の電力会社が設置したスマートメーターがあったとしても交換は不要です。

工事の立ち合いの必要がないことも忙しい人には嬉しいサービスですよね。スマートメーターによって計測された消費電力量などのデータはWeb上にて確認することができ、明細もパソコン上で確認することができるのです。

供給エリアと注意点

供給エリアは以下のとおりです。

・東京
・千葉
・埼玉
・神奈川
・茨木
・栃木
・群馬
・山梨
・富士川以東の静岡

供給エリアでのご利用に限り電力利用やカード登録によってお得なサービスが受けられるわけですが、いくつか注意しなければならないことがあります。まず、給油時1か月に値引きができる上限が100Lまでとなっている点や、月間の電力使用量が600kWh/月に満たない場合は割引の対象にはならないうえ、200kWh/月を下回った場合、かえって電気料金は割高になるので注意しましょう。


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