2016年より電力の自由化が始まります。これまでは地域で決められた電力会社と契約して電力を供給されていましたが、自由化以降は現在の会社だけではなく、新たに参入してきた企業とも契約することによって電気を供給してもらうことができるようになります。

目次

電力自由化によるメリットとデメリット

この仕組みによって契約者はさまざまな業種の企業から電気を購入することできます。
地域の枠を越えてサービスが提供されるためほかの商品とのセット割引や家族の人数や暮らし方に合わせたプランなどが期待することができるようになっています。

大きなメリットとしては、電気料金の設定が自由に行なわれる点が上げられます。
家庭向けも含めて電気料金設定は電気事業者が自由に行なうことができるため、経営体力や努力によって価格が決まります。
事業者ごとに料金やサービスが差が出るので消費者のニーズに合った料金体系やサービスが提供できるようになるのです。

しかし、デメリットもあり、事業者が多様化することで十分な発電能力のない施設で発電を行なったり、設備投資を十分に行なっていない業者は電力供給が不安定となってしまうことも考えられ、逆に電気料金が上がってしまう可能性もあるため注意が必要となります。

参入する業者について

cubes-677092_640
電力小売りが自由化されることによって新規参入を表明している企業はすでに700社以上あるとされています。
ガス会社はガスと電気のセット割りを行なったり、ポイントをつけるサービスなども始めるとしています。

携帯電話会社も参入使用としており、大手の電力会社と提携しながら電気料金と携帯電話料金のセット割りを打ち出していくことになるとされています。
携帯電話会社はショップでのユーザーとの接点があるため、参入するのは有利だと考えられているのが現状です。

また、大手の総合会社も考えられており化石燃料の運搬事業を大きな規模で持っているため、燃料の調達能力が高いことが大きな強みとなってます。

選び方のポイントとは

さまざまな企業が電気事業にたいして参入をすることが決まっています。
しかし、企業が多過ぎてどれを選べば良いのか分からないという人も多いと思われます。

選び方のポイントとしては、販売価格だけではなく電気以外のサービスなどを考えて自分のライフスタイルに合ったプランを用意している会社を選ぶことが重要となります。

また、価格やサービスだけではなくサポート体制まで考えて総合的に選んでいくことが大切です。