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イオングループがついに電力自由化に参入しました

国内流通業界大手の「イオングループ」が、電力自由化に参入することを表明しました。イオンには普段のお買い物で訪れるという方もいるかと思います。実は「京セラ」との業務提携をおこなうなどして、キッチン・外壁・バスルームまで住宅のリフォームをトータルにおこなっているというのはご存知だったでしょうか?

具体的なサービスや料金プランなどについてはまだ発表されていませんが、電力会社としての方針については徐々に判明してきていますので、今回ご紹介できれば、と考えています。発表されている情報では、イオンが担っていくであろう電力自由化のなかでの立ち位置として、太陽光発電を前面に押し出した、クリーンエネルギーの活用が挙げられるでしょう。

自然と共生するエネルギー

イオンでは、風力・火力・太陽光・自社発電システムなどによって得られたクリーンな自然エネルギーを消費者に対して提供していくことを明らかにしています。

また、すべての店舗ではないものの、イオンのショッピングモールには太陽光発電のパネルが設置されており、電力を生産できる体制が整えられているうえ、得られた電力はすべて売電されます。

得られた収益は電気自動車や再生可能エネルギーの開発設備などに充てられることになるなど、積極的に活動をおこなっているのです。また、2017年11月を目標に国内4か所でメガソーラーの建設を目指し、検討が進められているようです。
メガソーラーの建設については、電力の生産性や安定供給の工夫、建設場所の確保など、まだまだ乗り越えなければならない課題が山積しています。単なるクリーンエネルギーを提供する企業に収まらず、流通業界大手だからこそなし得るような独自性のあるサービスが、今後期待されているのではないでしょうか。

「光熱費0円ハウス」が現実に!?

イオンでは、得られたクリーンな電力を使って私たちの暮らしを快適なものにしようと、商品開発やさまざまなサービスを提供しています。
特に、「イオングリーン」という自家発電システムによって電力を自ら生産し、HEMS(Home Energy Management Systemの略称)によって、家庭内のエネルギーを「見える化」し、エネルギーを効率的に活用していくことができるようになるでしょう。

ご家庭での光熱費が0円になるという夢のような話も、そう遠くないうちに実現する日がくるのかもしれませんね。


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