この4月から電力自由化が始まりましたが、この電力自由化によって電力は東京電力以外ではどこで買えるのかというシンプルな疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか。
そこで、東京電力以外にどこで買えるのかという点について、以下にまとめてみることにしましょう。

各会社のメリットを良く知ろう

まず、テレビ・コマーシャル等によってよく知られていると思われるのがソフトバンクです。ソフトバンクの場合には、電力と携帯電話の通信料金をバンドルすることによって、通信料金と電気料金という私達が毎月支払わなければならない料金を安くできるという点に、メリットがあると言えるかもしれません。

次に、これもテレビ・コマーシャル等により良く知られていると思われるのが、JX Holdingsです。このJX Holdingsの場合には、電力を購入すればガソリン代が安くなるという点に、メリットを見出すことができると言えるかもしれません。
ですから、運転免許を持っていてよくドライブをするという人が、対象となっていると言えるかもしれません。

これら2つの会社は、テレビ・コマーシャル等によってよく知られていると言えますが、その他にどこで買えるのかと言いますと、まず東京急行電鉄があります。

電力だけではなくその後も踏まえての提携

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東京急行電鉄の場合には、鉄道事業を中心として住宅・ケーブルテレビ・フィットネスクラブ・映画・娯楽等の事業を展開していますので、東京電力以外の会社としてはかなり有力な会社になり得ると言えるかもしれません。

それから、電力自由化の後には都市ガスの自由化というものも控えているわけなのですが、このような今後の動向を踏まえてなのか、ガス会社の電力事業への参入も目立っています。
例えば、東京ガスは東北電力と提携することになりましたし、日本ガスとTOKAI Holdingsは東京電力、岩谷産業は関西電力と提携することになりました。

提携のメリットとは?

このように電力会社とガス会社が提携することによって、電力自由化のみではなく今後の都市ガスの自由化にも対応できるということになりますので、このような会社と契約をすることにすれば、わざわざ電力とガスを別々の会社から買わなくてもよいということになってきます。

また、もっと上流のエネルギー産業と提携した例としては、国際石油開発帝石と中部電力の提携などがあります。

以上はエネルギー・セクターからの参入組でしたが、その他に金融セクターからはオリックス、電機セクターからはリコーなども電力小売りに新規参入することになっています。