東日本大震災の後、電力不足ということで輪番停電の候補地となりました。

最終的には候補地から外れたため実際に停電することはありませんでしたが、停電を見据えて根本から何に電力が必要か否かを真剣に考えるきっかけとなりました。

今住んでいる場所は大地震がいつ起きてもおかしくないと何十年も前からずっと言われている土地ですし、地震以外にも水害やテロも想定される地域です。

それまで何となく考えていたことが、現実にいつ起こってもおかしくないと実感できたため、いざという時の取捨選択を迫られた場合に備えて対策を取らなければならないという気持ちから始めました。節電をしようとしたというより、結果的に節電に繋がったという状況でした。

節電方法

まず最初に始めたのは停電になった場合に困る物を段階別に分けました。

具体的には「使えなくなっても構わない物、代用が利くもの、できれば使いたい物、どうしても無くてはならない物」の4つに分けました

最初の2つはあれば便利だけれど必須ではなく、日常生活でも無くてもそれ程困らないため処分、またはしまいました。

その次のできれば使いたい物は日常生活に必要だけれど、非常時には無くても我慢する・諦められる物。具体的にはPCや携帯、照明、洗濯機、冷蔵庫、冷暖房器具です。

最後のどうしても無くてはならない物=生命維持に直結する電気を使う物というのは我が家の状況ではありませんでした。

現在も電気を使うのは前述の「PC・携帯、照明、洗濯機、冷蔵庫、冷暖房器具」くらいです。意外と無ければ無いで何とかなるもので、慣れるのも早かったように思います。

慣れた今では不便とも思いませんし、部屋がすっきりと片付いて、特に配線周りに悩まされることがぐっと減りました。

処分したと言うと驚かれる電子レンジは、細かい設定や操作が苦手で元から温める程度にしか使えなかったので、手放すのは惜しくありませんでした。
同じく炊飯器も元々土鍋で炊くこともあったので躊躇無く処分できました。どちらも場所を取る物なので、台所周りがすっきりしてかえって使いやすくなったように思います。

倹約し過ぎて日常生活が辛くなるのでは本末転倒ですが、便利になり過ぎてかえって不便だったのだと思うものもあり、根本からの見直しは大切だと思いました