目次

スマートメーターって何だろう

2014年から国内一部の地域で導入が進められてきたスマートメーターですが、それが具体的にどのようなものなのかご存知という方はあまり多くないように思います。
今回、そんなスマートメーターについて、なるべく分かりやすく解説していきたいと思います。

スマートメーターは、従来アナログに頼っていた検針などの作業をデジタルにすることでその手間をなくしたり、電力会社との通信機能が備わっているので、測定したデータをHEMS(Home Energy Management Systemの略称)で、エネルギーをデジタルで一括管理することが可能です。

電力の場合、消費電力が一目で判断できるようになり、節電などの意識を高める「見える化」による効果も期待されているのです。スマートメーターの導入によって、ご家庭でのエネルギー消費の無駄を省いて効率よく電気を使うことができるのではないでしょうか。

いいことばかりじゃない!?スマートメーターの課題とは

いいことづくめに聞こえるスマートメーターですが、導入するうえで気をつけなければならないことも存在します。

先ほど、測定したデータを電力会社との間で送受信することはご説明しました。問題は、その取り扱われるデータのセキュリティ面の課題です。消費電力などの情報は個人情報を多く含んだデータになります。外部からのハッキング、情報漏洩の危険性があるということはあらかじめ知っておきましょう。

日本ではあまり発生していないようですが、海外ではスマートメーターが発火したという事例も存在しています。日本ではまだまだ導入事例が少ないこともあり、絶対に安全であると安心しないよう、常に目を光らせておく必要があるでしょう。

スマートメーターの将来性

スマートメーターとHEMSを併用することで、電気だけでなくガスや水道などのエネルギーをあらゆる角度から管理することができるでしょう。家全体で漠然と考えるのではなく、時間帯や部屋ごとにエネルギー消費を見直すきっかけにもなります。

電力自由化に伴い、電力会社は2014年から2020年までの間にスマートメーターを一般家庭に普及させることを計画しています。スマートメーターの導入を検討している方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
現在使用している方向けにも、今後お役に立つ情報を更新していきたいと思います!


目次に戻る