2016年4月からの電力小売自由化により、一般家庭でも個々に好きな会社から電力を買うことができるようになりました。

それ以前は地域の電力会社が独占していたため、私たち個々の家庭に選択肢はありませんでしたが、今回の電力小売自由化により自分で選ぶことができるようになりました。
とはいっても、どう選べば良いのかわからないという人も多いと思いますが、どのように活用すれば良いのでしょうか。

数え切れないほどの供給会社があります

今回の電力小売自由化で電力を供給する会社は多岐に渡ります。
具体的には都市ガス会社、ガソリン会社、通信会社や旅行会社、またこれまで2000年および2005年に既に実施されている電力自由化で企業などに既に電気を供給している会社などがあります。

最も多くの人は電気代を少しでも安くしたいと思うと思います。
そこで注目するのは自分の家の電気使用タイプを知ることです。

電気料金の事

electric-1080585_640

多くの場合、電気料金は3段階に設定されています。
例えば、東京電力の従量電灯B・Cという一般的なプランならば最初の120kWhまでは1kWhあたり19.43円、120を超えて300kWhまでは25.91円、300kWhを超えた分は29.93円という料金体系です。

他社を見てみると東京電力の第一段階よりも高いけど、第2段階・第3段階は安くなるところがあります。
その場合は、月に120kWh以内しか使用しない家庭は東京電力がお得で、それより多く使う家庭は他社がお得と言えます。

それぞれの会社の料金体系は異なるので、その中から自分の家の使用パターンではどこが合っているのか、シミュレーションを活用してみると効果的です。

企業の電力の作り方に注目

また、料金以外の側面としては、電力小売自由化で自由に電力を選ぶポイントとしてエネルギーの作り方から選べるということがあげられます。

自然エネルギーを中心に供給している企業から電力を買いたいという家庭や、電気代の一部を森林保護のために使用するプランを提供している企業から買いたいなど、これまではエネルギーの創出先を選ぶことができなかったものが自由に選べるようになるというメリットがありますため、そういったこだわりを持って電力を選びたいという人は会社とプランの特徴を調べることでこの機に活用することができます。

しかし、あまりに数多くの企業が名乗りをあげているため、一つ一つ自分で調べるには限界があります。
ただし、web上で特徴を入力するだけで検索してくれるサイトがありますので、うまく活用すると効率的です。