電力自由化により、既存の電力会社も競争にさらされます。
全国屈指の激戦区である関東エリアを営業基盤とする東京電力は、電力自由化後の優位を確保するため、様々な業種に渡る企業と提携を進めています。

提携のメリット

提携することのメリットは、東京電力は顧客を確保すること、業者側は東京電力とのセットプランでお得感の強いサービスを提供できることにあります。

電力自由化が予定されている2016年4月現在、東京電力と提携している業者数は全部で25業者にのぼります。

具体的な提携先企業

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ガス・エネルギー分野では、ガス料金がお得になるプランを提供しています。
カナジュウコーポレーション、川島プロパン、河原実業株式会社、北日本ガス株式会社、株式会社サンワ、新日本ガス、東彩ガス株式会社、日東エネルギー株式会社、日本瓦斯株式会社、東日本ガス株式会社、レモンガス株式会社の11社です。

生活サービス関連では、ネットやケーブルテレビ契約とセットで契約すると割引プランが利用できまます。
株式会社TOKAI、東海ガス株式会社、TOKAIケーブルネットワーク、TOKAIコミュニケーションの1グループ4社です。

暮らし・住まいと提携することでポイントが獲得できます。
カルチュア・コンビニエンス・クラブのT-PINT、リクルートホールディングス、ロイヤリティマーケティングのPontaの3社です。

住宅関連では、東電がカスタマイズしたスマートプランを利用できます。
三菱地所ホームの1社です。

通信ではスマホやネット回線などとセットで契約すると毎月の料金がお得になります。
ソフトバンク株式会社の1社です。

インターネット系企業でもセットプランを契約すると毎月の料金がお得になります。
エネチェンジ株式会社、ソネット株式会社の2社です。

喫茶店やレストラン、美容院や理容院などで音楽を流している方にビジネスプランが提供されています。
USENの1社です。

家電メーカーでは、パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社、ビックカメラの2社です。

利用者にも様々なメリットが

電力自由化により、東京電力は様々な業種やサービス会社と提携しています。
電気とガス、電気とスマホやネット回線やケーブルテレビ回線、省エネ新築住宅のカスタマイズ電力プランなどのセットプラン契約することで、東電と業者双方が顧客獲得を目指しているのです。

利用者は、セットプランにより割引用利金などのお得なサービスを利用できることがメリットになります。
電力自由化後も東京電力は業者との協力関係を模索しており、よりお得なサービスの登場が期待されます。