ソフトバンクは電力自由化を機に、東京電力と提携し「ソフトバンクでんき」を開始しました。
グループの創業者でありメガキャリア・ソフトバンク会長でもある孫正義社長は、太陽光発電メガソーラーなどへの投資で注目を集めていたため、東京電力との提携は業界や関係者に驚きを持って迎えられました。
提携によるソフトバンクのメリット
ソフトバンクは東京電力との提携により新たな顧客の獲得を目指しています。
具体的には、毎月獲得している20万世帯の光ブロードバンドサービスに匹敵する顧客の獲得を計画しており、消費者の反応によってはそれを超えると期待しています。
東京電力だけでなく関西電力や中部電力などとも提携し、全国でサービス展開する予定です。
また、東京電力は今回の提携により、通信サービスとのセットプランを提供することで既存顧客の囲い込みを目指していると考えられています。
サービス対象はソフトバンク利用者
電力自由化により、意外なプレイヤーの提携が発表されましたが、どのようなサービスが提供されるのでしょうか。
サービス対象となるのは、ソフトバンク携帯電話、SoftBank 光のサービスを利用している方や世帯になります。
新たなプランを契約することで、携帯電話やブロードバンドサービスの通信料金と電気料金を合算して支払えるようになり、電気料金に応じてT-ポイントが付与されます。
具体的なプラン
具体的なプランとして、スタンダードプラン、バリュープラン、プレミアムプランの3つがあります。
スタンダードプランは、単身世帯や夫婦共働き世帯などの電力消費量が少ない世帯に向いています。月々の電気使用量が333kWh未満であれば、2年で約6880円お得になります。
大人2人、子供2人の家族世帯に向いているのがバリュープランです。月々の電気が392kWh未満であれば、2年間で約1万7840円お得になります。
2世帯家族や大家族、たくさんの電力を利用する方向けにはプレミアムプランが適しています。月々の電気量が700kWh未満であれば、2年間で約2万4140円ほどお得になります。
これ以外にも太陽光発電などの再生可能エネルギー比率の高い電力を提供するFIT電気プランを提供しており、おうち割でんきセットプランと電気代に応じて貯まるT-ポイントにより、2年間で約5680円ほどお得になります。
ソフトバンクは電力自由化を機に、これらのサービスを全国各地で提供することを発表しました。電力自由化により、全国のソフバンユーザーは電力サービスの選択肢が広がったことになります。