東京で生活する私たちに、電力自由化は選択肢が広がる、という形で影響を与えます。

今までは東京電力意外に選択肢がありませんでしたが、これからは電力自由化を機に新規参入した新電力会社と契約できるのです。

新電力会社の参入により増える選択肢

2016年4月段階で、東京電力エリアで新規参入した新電力会社は25社になります。
また、既存の一般電気事業者である中国電力も参入しているほか、さらに新規参入予定の新電力会社が60社以上あります。

電力自由化により多くの新電力会社が参入し、選択肢が増えることは消費者にとって嬉しいことではありますが、同時に選択するのに頭を悩ませる事になります。

まずは現状比較から

7e37163af89f9_s
一般家庭が電力会社を選ぶ際には、現在の需要に応じて比較することが選択の第一歩になります。一般家庭向けの従量電灯方式で比較してみましょう。

大きく分けて単身世帯(20A/月170kWh)、2人世帯(30A 、月348kWh)、3人世帯(40A 、月391kWh)、4人世帯(50A 、月437kWh)というように世帯数によって電力料金がかなり変わってきます。

単身世帯であれば、鈴与商事株式会社が約6.0%、金額にして約3,018円の電力削減になるため有利ですが、LPガスも同時に契約するセットプランがネックでしょう。
そのため、約2.0%、電気料金にして約1,202円削減できるイーレックスが最も有利といえます。

2人世帯なら千葉電力の約8.0%削減、料金にして約9,805円削減できるため、大きな魅力があります。
これ以外にも、東京ガス、ENEOS電気、ミツウロコなどと契約することで、約6.8~7.6%の削減、料金としては約6,913~8,423円の削減が期待できます。

3人世帯であれば千葉電力や東京ガス、ENEOS電気、myでんき、ミツウロコに加えて既存電力会社である中国電力と契約を結ぶことで、約7.2~8.4%削減し、料金にして約9,408~1万222円の削減を期待できます。

4人世帯であれば、中国電力、myでんき、Loopでんき、東京ガスが約8,9~10.5%削減、料金にして約1万2,913~1万5,745円の削減効果を期待できます。

世帯や生活スタイルに合わせて比較を

電力自由化により新電力会社を選べるようになり、様々な電力プランを利用できるようになりました。
数ある電力会社を比較する最も簡単な方法は、世帯ごとの生活スタイルで選び分けることです。

単身世帯にお得な電力会社があれば、2人世帯に有利な電力会社もあります。
また、3人4人の家族世帯にお得な電力プランもあるので、世帯や生活スタイルに合わせて比較し選んでいきましょう。