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東京ガスの電力自由化参入について
首都圏で1100万件もの顧客を抱えている「東京ガス」が、関東圏の一般家庭向けに電力の販売に乗り出すことが発表されました。東京ガスといえば、言わずと知れたガス会社の最大手と言っても過言ではないほどの企業としても知られています。
料理をする方なら誰もがご存知のクックパットや、楽天、NTTコミュニケーションズなど、数多くの企業と業務提携をおこなっており、さまざまな付加価値が期待されるでしょう。
それでは、電力自由化に伴い、東京ガスがいったいどのようなサービスを展開していくのかについて、まとめてみました。
電気・ガス・インターネットの一体型料金プラン
まず、東京ガスが発表しているサービスのなかで、特筆すべきは「ずっともプラン」でしょう。このサービスは電気・ガス・インターネットの従来別々だった料金プランをひとつにまとめたものです。
例えば業務提携先のNTTコミュニケーションズが提供している、NTT東日本フレッツ光をはじめ、対象となるプロバイダをガスとセットにすることで、お得なトリプル割という料金プランが適用されます。
ポイントがどんどんたまります!
月々の支払いがポイントとなってたまっていけば、とってもお得ですよね?
東京ガスでは独自に「パッチョポイント」という、電気料金に応じたポイントがたまるサービスをおこなっています。
今後、ほかにも利用できるポイントの数を増やしていくようですが、毎月の支払い額に応じてどんどんポイントがたまっていけば、さまざまな場面でたまったポイントを使うことができるようになるでしょう。
ご家庭で、発電とお湯を同時につくれる!
東京ガスでは、家庭で電気とお湯を同時につくることができる家庭用燃料電池「エネファーム」という機器も提供しています。
エネファームはエネルギーの発電効率が高く、エネルギー消費の無駄がほとんどないため、導入後は電気代を節約することができるでしょう。
ガスから水素を取り出すことでエネファーム内の燃料電池による発電ができるという仕組みになっているため、空気中に排出されるCO2を抑えることができる点についても、環境に優しいといえますし、自治体によっては補助金制度が設けられていることもあります。
万が一、停電が発生した際にも自立運転が可能(一部の機種)ですので、いざという時も安心ですね。太陽光発電のように、発電した電力を電力会社に売電することはできない点に注意が必要です。