最近電力の自由化という話題をニュースでよく耳にしますが、何故そんな事が必要なの?と疑問に感じてしまう人が多いでしょう。
それに加えて、電力の自由化が起こると一般家庭にどう影響がでるのか気になると思います。

そこで何故電力自由化が必要になるのか、一般家庭へのメリットやデメリットといった影響はどうなるのかを紹介していきます。

電力の自由化が必要になる理由

何故、自由化するの?そのままではいけないの?という疑問を持つ方が自然だと思いますが、事の発端は2011年の東日本大震災になります。

原発事故などにより電力が不足したり、このままの仕組みでいいのかといった声が挙がったりして、地域毎に電力の購入先が決まっているのはおかしいという事になり、独占禁止法に抵触しないよう他の企業からも購入できるようにしたり、互いに競争する仕組みを作り良い意味で高め合ったりするようにしたのです。

そのおかげで電力を購入する側である一般家庭はより良いサービスをしてくれる会社や安い会社を選択できるようになり、自由の幅が広がったのです。

電力の自由化による一般家庭へのメリット

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当然ですが、このような仕組みになったのは一般家庭に大きなメリットがある、または多いからになります。
もちろん企業が儲けるためのものでもありますが、競争が激しいほどサービスが良くなり、値段も安くなるので良いことが多くなります。

一番考えられるメリットになるのが電気料金が安くなる事です。
先ほども言ったように競争が起こりますので安くなり、会社によってはガスと併用、通信との併用の契約をすることでセット割引をするといったサービスがあるでしょう。
その他にも契約する会社によってはポイントが貰えるなどのサービスもあります。

それと同時に起こるのが好きな会社を選択できることであって、自然エネルギーで発電している会社から電力を購入したいといった意志を行動に移せます。
また契約できる会社が多いですから、それだけ電気プランも増加して、夜だけ安いなどの時間帯別の料金などの契約しやすくなります。

電力の自由化によって起こる悪い影響

もちろん一般家庭へのメリットだけではなく悪い影響も存在します。
電力の自由化によって電力会社以外に契約したけど、もしもの時に電気は止まるのではないかという不安です。

電力会社から電気を買って供給している場合は今までと変わりありませんが、自社で発電している場合は本当に大丈夫なのかといった不安があるでしょう。

そういった不安というデメリットがありますが、基本的には電力会社と連携していたり、もしもの時のための対応を考えていることが多いので過度な心配をする必要はないかもしれません。