電力全面自由化によって何が変わるのかということは誰しも思うことでしょう。
電力会社を変えたときに変わる事は電気料金の支払先が変わることです。
当然電気料金は変わることになります。
今までと変わらない事もある
変わらない事は、電気は今までの送電網と同じものが使われるので、電気の使用の方法は変わりません。停電になったりするようなことも今までと同じです。
電力会社を変えたことで自分のところだけが停電になるといったようなことにはなりません。電気の送られ方は今までと同じと考えていいわけです。
ただ電力全面自由化によって電気に対して考え方を変える必要性はあります。
というのは、電力会社が選べるからです。
独占事業からの変化で起こる事
これまでは電気は独占事業でしたから選択権がありませんでした。
ですから、電気料金の支払いというものも半強制的なものだったといえます。
ですが、これからは電力全面自由化によって電力会社を選ぶことが出来るわけですから、自分が使用している電気は自分で選ぶことになったといえます。
つまり責任が生じているともいえるのです。
この意識を変える事も大切なことです。
どの電力会社を自分が選ぶのかということで、その会社のサービスを選択したことになるのですから。これによってどの企業が生き残りどの企業が破れていくのかということが決まっていきます。
企業によってサービスの質というものも変わってくる可能性があります。
例えばネットでいつでも電気の使用状況が確認できて、これまでの電気の使用状況がいつでもわかるようなサービスを展開してくれるところが出てくるかもしれません。
電力全面自由化によって変わる事はこうした意識を変えることでもあります。
変わらない事は電気の使い方と考えていいでしょう。
各企業の高いサービスに期待しよう
ただ、当面はどの電力会社を選んでもサービスの質はほぼ横並びではないか予想されます。そうしないとあっという間に利用者を確保されてしまうので、優れたサービスはすぐに真似されてしまうからです。
電力全面自由化で新規参入しているほとんどの会社は実績も信用もある大きな会社がほとんどですから、サービスの質は高いところでほぼ横並びと考えていいでしょう。
ですから、どこを選んでも大きくサービス内容が変わる事はないでしょう。
電気は生活には欠かせないものですから、変わらない事が一番大切なことでもあります。安定して今まで同じように電気を使えるようにしてくれるということでは、どこの会社も同じように高いサービスを提供してくれます。