新電力株式会社は、現在でも900社程度が届け出を行っていて、今後も増加する可能性が極めて高いといえます。
具体的な新電力株式会社の一覧は、状況によって増え続けると考えられますが、現状では以下の様な企業がリストアップ出来ます。

新電力株式会社の一覧の筆頭は大手企業

王子製紙は新電力株式会社の一つで、製紙分野の企業が参入するインパクトがあります。

ENEOSはエネルギー企業ですが、分野の異なる新電力株式会社なので、こちらにも違った期待が持てる特徴になります。

オリックス株式会社は金融会社で、総合家電メーカーのパナソニック、携帯電話キャリアーのソフトバンクも参入を決めています。

新電力株式会社の一覧から分かる特徴は、電力自由化に対する期待値が高く、企業の種類に多様性が見受けられる点にあります。

大手と新規企業の攻防が電力自由化の特徴

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新電力株式会社で多数を占めるのは知名度の低い中小企業ですが、一方では大手も積極的に参入する姿勢がある事が分かります。
つまり、新電力株式会社は大小の企業が入り乱れる特徴があり、信頼性で絞り込めば大手企業に期待がかかりますが、新規に設立された企業にも革新の可能性に期待感が持てます。

ただ、積極的に参入を決める企業が増加した事で、掲載される一覧表の情報は膨大になり、消費者が選択する際の難易度を高めてしまったとも考えられます。

具体的に絞り込んだり、選択肢を決定したい時は、企業の特徴を把握してから決める事がポイントになります。

一覧から電力会社を一つに絞るのは至難の業

企業名だけを見れば、見知った名前が多く登場するので知名度で電力会社を選ぶ人も少なくありません。
しかし、どれだけ大手の企業であっても、新規事業に乗り出して残す結果は未知数なので、新規参入の企業と同じつもりで比較する必要があります。

一覧表を見る時は、特定の地域に絞って参照したり、企業数を限定して比較する方法が効果的になります。
全国の企業を対象にして、その中から1社毎に特徴を把握するのは困難なので、最初から出来るだけリストの企業を限定する必要があります。

電力会社が増加する地域は、相対的に比較の作業量自体が増加しますが、電力会社はエリアによって数が違うので、必ずしも人口密度が高い場所の企業数が多いとは限りません。
新電力に興味を持ったり、これから契約する企業を決めたい場合は、既存の電力会社やエネルギー系の企業、そして知名度の低い新規事業主の順番で比較する事がコツになります。